不妊の原因

子供がほしくて性交渉もしているのに、なぜか子供が授からない…それはもしかすると、不妊症かもしれませんよ?

不妊症は女性側だけではなく、男性側に原因があることも。このページでは、なんとなく他の人には聞きにくい「不妊症」についてご紹介します。

不妊症の定義とは?

日本産科婦人科学会では、不妊症を以下のように定義しています。

「生殖年齢の男女が妊娠を希望し,ある一定期間,避妊することなく通常の性交を継続的に行っているにもかかわらず、妊娠の成立をみない場合を不妊という.その一定期間については1年というのが一般的である」
(公益社団法人 日本産科婦人科学会「不妊の定義の変更について」より引用)

実は2015年6月20日まで、不妊症とみなされるまでの期間は約2年というのが一般的でした。しかし、世界保健機関(WHO)を始めとした海外のさまざまな学会が、不妊症の期間を1年としていることから、日本でも1年とみなされるようになりました。






不妊症の原因は?

不妊症の原因はさまざまですが、女性に原因がある場合と、男性に原因がある場合の2パターンがあります。

女性側の原因として多いのが、月経不順などによる排卵因子、そして卵管に何らかの問題が生じる卵管因子の2つです。

排卵因子

生理周期が極端に短かったり、逆に長過ぎたりする場合など、排卵が通常の周期で行われていない場合、妊娠しにくいということがわかっています。

原因はさまざまで、食生活や生活習慣の乱れ、ストレスなどによって引き起こされることもあれば、短期間での極端な体重の増減が原因になることもあります。

また、女性ホルモンの分泌に関わる臓器の病気が不妊症につながっていることもあります。

原因が一つでないこともあるので、一度専門機関に相談することをおすすめします。

卵管因子

何らかの原因により、卵管が詰まってしまい、受精卵が子宮に戻れなくなるために不妊に至る場合があります。過去にクラミジア感染症や骨盤腹膜炎、虫垂炎の経験があったり、子宮内膜症を発症している場合に多く見られます。

一方、男性の場合は精子の形が正常ではなかったり、精子の数が少なかったりすることで起こる造精機能障害や、ストレスなどによる性機能障害などが挙げられます。

特に、過去成人してからおたふくかぜにかかったり、睾丸炎を起こした経験のある人は、不妊症になりやすいと言われています。また、糖尿病や動脈硬化なども不妊症の原因となることがあります。

こうした症状に心当たりのある場合は、一度病院で診断を受けたほうがいいかもしれません。

不妊症に悩んだら病院に行こう

病院少しでも不妊症に心あたりがあるなら、まずは専門機関や病院に足を運んでみましょう。

不妊症に悩む夫婦は、10組に1組程度と言われており、多くの夫婦にとって決して縁遠い話ではありません。しかし、なんとなく人に話すのがはばかられたり、不妊治療に抵抗があったりするなどの理由から、不妊症に関する認知が広まらず、長い間その原因がわからずに悩んでいる夫婦が多いようです。

不妊症治療の一番の近道は、まず原因を探ることです。高齢になればなるほど、自然と妊娠しにくくなるため、できるだけ早い段階から不妊治療を始めることが大切です。

男女どちらに原因があるかわからないので、まずは二人で勇気を出して、病院に足を運んでみませんか?

※参考サイト
公益社団法人 日本産科婦人科学会「不妊の定義の変更について」
http://www.jsog.or.jp/news/html/announce_20150902.html