妊娠期間を通して、正常であっても普段とは異なるおりものですが、妊娠後期になると、今度は別の悩みが出てきます。
それは、「おしるし」なのか「おりもの」なのかということ。

おしるしは、もうすぐ出産になりますよ、というサインですから、通常のおりものだと思って様子を見てしまわないようにする必要があります。今回はそんな「おしるし」と「おりもの」の違いについてご紹介します。

妊娠初期から変化し続けてきたおりものですが、妊娠後期にもやはり変化します。
妊娠初期から増えたおりものの量はさらに増えます。
膣内を湿潤に保つ機能があるおりものですが、出産時には胎児が降りてくるための潤滑油としての役目も加わります。
また、色も変化します。
状態は水っぽくなる方、逆に粘り気が増す方、個人によって様々です。
臭いが変化する方もいらっしゃいます。

「おしるし」ってなに?

出産間近になると、子宮口は開き、子宮の収縮が起こります。
これに伴って胎児を包んでいる「卵膜」という膜が胎盤からはがれ、出血が起こります。
このとき流れ出た血液と子宮頸管の粘液が混ざりあったものがいわゆる「おしるし」と呼ばれるものです。
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おしるしと出産

多くの場合、おしるしの直後に陣痛がはじまることから、おしるしは出産が開始されるサインとして扱われています。

実際に、おしるしが現れるのは出産当日から、3日程度が一番多いようです。

一方でおしるしから出産まで10日かかってしまった、おしるしが数日間だらだらと続いた、なんて例もあります。
おしるしがあったからと言っても、すぐに出産だと大慌てするのではなく、落ち着いて行動しましょう。

さらに、半数程度の方はおしるしがないまま出産となります。
おしるしは出血を伴いますから、病院に行くサインとしては非常にわかりやすいものの一つです。しかしおしるしを待ちすぎて、受診するタイミングが遅くなる、なんてことのないようにしましょうね。

長かった妊娠生活もいよいよクライマックス。出産に向けてドキドキしている方が多いのではないでしょうか。
「おしるし」は全ての出産で現れるわけではありませんし、かならず一番最初に現れる出産のサインというわけでもありません。ただ、非常にわかりやすい症状ですので、出産時の受診の目安になります。

おしるしがないからといって、のんびりかまえるのではなく、少しでも違和感を感じたら、病院に相談して指示を仰ぐようにしましょう。