妊娠16週目から27週目までを「妊娠中期」と呼びます。
俗に「安定期」と言われる時期で、胎盤の完成に伴って流産の危険性が減り、つわりも落ち着いてきます。

とはいえ、最近は「安定期などはない」という立場の方が一般的です。
妊娠中期のおりものについて、ご紹介します。

胎盤が完成すると、女性ホルモンの働きはますます活発になります。
妊娠初期に、通常より増えたと感じたおりものの量が、さらに増えた、そんな風に感じられる方が多いようです。
おりものには、膣内は湿潤に保ち、細菌の侵入を防ぎ、感染症を防ぐという大切な役割があります。
量が増えるのは正常なことですので、あまり気に病まないようにしましょう。

あまりに量が多い時は、下着をこまめに取り替える、おりものシートや布ナプキンなどを使うなどして清潔に保てるよう気をつけてくださいね。

おりものからの「危険」のサイン

とはいえ、危険なサインもあります。
臭いや色が急に変化した時や、量が増えるのが普通とはいえ、水っぽいおりものが大量に出てきた時がそのサインにあたります。
臭いや色の変化は感染症の可能性が、水っぽい大量のおりものは破水してしまった可能性があります。
女性ホルモンの説明

おりものの色や臭いが変わる感染症、そして破水している時の症状をご紹介します。

カンジダ膣炎

おりものは酒粕やヨーグルトに例えられるような、白濁してぽそぽそになります。原因は「カンジダ」というカビ。体力や免疫力の低下が原因で発症するため、妊娠中はカンジダ膣炎になりやすいのです。

細菌性腟炎

黄色や緑など、膿のような色のおりものになります。大腸菌などが原因となります。こちらも体力が落ちていると発症しやすい病気です。

破水

水っぽいおりものが継続的に流れ出てきている、おりものシートでカバーしきれない量のおりものがでる時は破水かもしれません。念のため早めに病院を受診するようにしましょう。

この他、トリコモナス腟炎やトリコモナス腟炎など、妊娠中にかかりやすい感染症はいくつかあります。
自然に治るものもありますが、母子を危険に曝さないためにも、変だなと思ったら一度は病院に相談してみてくださいね。

妊娠中期は流産やつわりといった妊娠初期のストレスから解放され、お腹も大きくなりきる前の時期です。
旅行や遠出を計画される方もいらっしゃいますが、身体が妊娠前とは違う状態であることを自覚して、無理のないスケジュールで活動しましょうね。